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7月2日、すごろくやさんのす箱にて、松本太一さんが講師の『アナログゲーム療育講座Vol.3』を受講しました。5月に行われた第1回に続いての参加となります。

7/2 ゲストMC企画イベント:療育講座Vol.3 ~より実践的な対処の仕方~ 高円寺0分すごろくや

すごろくやさんにて松本太一さん「アナログゲーム療育講座」を受講 : タナベンのボードゲーム日記

今回は「問題行動にどう対処するか?」、アドラー心理学の「共同体感覚」などの話をされていました。その中で、印象に残ったことや考えさせられたことを書きました。

ゲームに参加しない子の対応は?

アナログゲームを遊ぶとなったとき、10人いたら、5人はワクワク、3人は不安、2人はやらないといった感じになるようです。

参加しない子の対応について。

  • 無理に参加を促さず、まずは見学してもらう
  • ルールがわかりやすく、見た目に興味を惹きやすいゲームを選択
  • 一度プレイした後、改めて「参加してみる?」と声掛けする

見学してもらうときは、別室に移動させない。本を読んでいても良い。楽しそうな声が聞こえれば良い。一度見ていれば、ゲームの流れが理解できているので、参加のハードルが低くなっている。

ゲームで遊ぶとき以外でも、利用できるやり方だと思いました。子どもが興味を持っていることが前提ですが、知っておくことで、余裕を持って対応できそうです。

ゲームの性質について

かんしゃくへの対応の話で、癇癪を起こしやすいゲームを避けるという話がありました。

  • 大逆転が生じるゲーム
  • 妨害等の攻撃手段が多いゲーム

有名なゲームが例として出されていましたが、大事な部分だと思いました。この2点は、面白さにも繋がりますが、やる気が失せる要素になります。

ボードゲーム先進国のドイツでは、もしかすると、この点を考慮して作っているゲームが多いのかもしれません。

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今回の講座で、体験で遊んだ『キャプテン・リノ』。勝敗よりも、みんなで協力して、いかに高く積み上げるかを楽しむケースが多いです。

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同じく体験で遊んだ『ナンジャモンジャ』。他のキャラクターや前の回でつけた名前と混乱して間違えたとき、笑いが起きる。失敗が楽しいゲームです。


すごろくやさんで扱っているゲームは、ワイワイ言いながら、笑顔で遊べるものがたくさんあります。

楽しいゲームで遊ぶことで、みんなで遊ぶことに対するイメージを変えることができるかもしれない。ボードゲームがもっと普及してほしい、施設で活用してほしいと思いました。

共同体感覚を身につける

何を指導の基準とすべきかということで、アドラー心理学が出てきました。その中で、松本先生が強調していたのが「共同体感覚」という言葉です。

  • 自分は人から助けてもらえる(他者信頼)
  • 自分は人の役に立てる(自己信頼)
  • 自分はここにいてもよい(所属感)

これらの感覚を身につけることは非常に重要だと思います。共同体感覚については、ベストセラーとなった『嫌われる勇気』の中で詳しく書かれています。



以前にこの本を持っていたのですが、売ってしまいました…。講座を受けた後、嫁が「読みたい」と言っていたこともあって、再度、購入しました。

コミュニケーションの機会を作る

『嫌われる勇気』の中で、以下のようなことが書いてあります。
アドラー心理学では「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と考えます。不幸の源泉は対人関係にある。逆にいうとそれは、幸福の源泉もまた対人関係にある、という話でもあります。

※ P180~181 第四夜 共同体感覚について 
共同体感覚を身につけるには、コミュニケーションを取ることが大前提になってきます。

ボードゲームは遊びながらコミュニケーションを取ることができる素晴らしいツールです。みんなでルールを守りながら遊ぶ、楽しい場を共有するといったことが経験ができます。 

繰り返しになりますが、もっと普及してほしい、施設で活用してほしいです。



★★★

すごろくやさんにて、この講座の続きが開催されるようです。 今度は、年代別に「幼児編」「学童編」「大人編」と分けて行うとのことです。

8/14 ゲストMC企画イベント:アナログゲーム療育講座 ~幼児編~ 高円寺0分すごろくや